「コロナ対策、バランスよく食べて免疫力を高めよう。」
先日、偏食の実態調査アンケートを実施しました。
「食べ物の好き嫌い」については
どの学年も7割~8割強と好き嫌いがある生徒が多いという結果でした。
「給食を完食していますか?」という質問には
完食率は2年生が81%と最も高く、次に3年生で65%、そして1年生は51%でした。完食とほぼ完食を合わせると、1年生は75%、2年生は93%、3年生は91%です。
好き嫌いはあっても、給食は残さないで食べている生徒が多いということがわかります。
さらに、「苦手な食材」については第1位…魚類、
第2位…野菜類(なかでもトマト、ナス、ピーマンが苦手という人が多かったです。)第3位…きのこ類でした。
以上がアンケートの結果です。
昨年も同様のアンケートを行い、特に苦手な食材にあげられた食材にどのような栄養素があるのかを調べ、それを給食週間の時に生徒の皆さんにお知らせしました。
今年度は、「免疫力を高めよう」というのが給食週間のテーマです。
そこで、感染拡大が心配なコロナ対策にもつながる免疫力を高める食材について調べたことをお伝えします。
免疫力を高めるにはまず、腸内環境を整えることが大切です。善玉菌を増やしましょう。
善玉菌を増やすには、適度な糖質が必要です。しっかりごはんを食べましょう。ご飯は消化が良く、便秘改善にも役立ちます。また、善玉菌を増やす食材としては、みそ、納豆、ヨーグルトなどの発酵食品、オリゴ糖を含む玉ねぎ、りんごなど、食物繊維を含むゴボウ、きのこ類などがあげられます。
それから、免疫細胞の働きを高めるビタミンをとりましょう。
ビタミンAを多く含む食材は、にんじん、ほうれんそう、春菊などの野菜です。
ビタミンCを多く含む食材は、レモン、オレンジ、イチゴなどの果物と、ブロッコリー、
トマト、ピーマンなどの野菜です。
ビタミンEを多く含む食材は、アーモンドやカボチャなどです。
ビタミンDを多く含む食材は、魚類、キノコ類、卵黄、レバーなどです。特に、ビタミンDは免疫の調節に重要です。
さらに、たんぱく質を積極的にとりましょう。タンパク質は体の筋肉や臓器を作る栄養素
ですが、免疫細胞を作る成分でもあります。たんぱく質を多く含む食品は肉類、魚類、卵、
大豆食品、乳製品です。
いかがでしたか?生徒の皆さんが苦手な食材にあげていた魚類、野菜類、キノコ類は、
実は、免疫力を高める食材なのです。少しずつでも、体の中に取り入れてコロナに負けない体を作りましょう。
次は戸沢先生です。