2022年1月28日金曜日

新しいことを始めるタイミングはいつ?


今回の絆プロジェクトは事務室からお届けします。

前回、担当だったときにソフトテニスの話をちょこっとだけさせていただきました。

豊田中学校にはソフトテニス部がないので、あまり聞き慣れないワードですよね。

 

皆さんがよく目にするのはTVでもたまに放映される硬式テニスだと思います。ネットを挟んで、黄色の硬いボール1対1のシングルスで打ち合うのが硬式テニスです。

 

今回、紹介するソフトテニス(1992年に軟式テニスから名称が変更されました)とは…

ネットを挟んで打ち合うことは変わりないのですが、ラケットがソフトテニスのほうが軽く、なによりボールがプニプニのゴムボールを使用します。

そして、2対2で打ち合うダブルスが主流となっています!

 

硬式テニスソフトテニスもシングルス・ダブルス両方あるのですが、使う道具がちょっと違うだけで、競技の形がこんなにも大きく変わるものなのですね。

ちなみに、日本の中学生部活競技人数ランキングでソフトテニスは第1位です!!

 

 

ソフトテニスは後衛と前衛で分業して試合を進めていきます。

○後衛は一生懸命、走って打ってつなげて、たまに相手の前衛の横を攻

めたりするお仕事です。

○前衛は自分の後衛が一生懸命つないで作ってくれたチャンスを

 気持ちよくズバァーン!!と打ち込んで決める美味しいお仕事です。

※すごく簡単に書いてしまいましたが、それぞれ相手と常に駆け引きをして、1秒にも満たない時間で頭をフル回転させるを繰り返し行っています。そうして1ポイントを取った時、ペアっていいなぁ~と、しみじみ感じますね。

 

 

 

★ソフトテニスは『2人で1本!』という言葉を大切にしています!

 そんなこともあり、ソフトテニスはダブルスのイメージが強いのでしょうかね?

 


 

 

 

 

 

ソフトテニスの説明が長くなってしまいましたが、私が10年以上、指導者をしていて今年、新しく入ってきた珍しい門下生のお話をさせていただきます。

 

10代の頃に偶然、小学生クラブチームの指導者をやってみないか?と声をかけていただき、大した技術や知識もないけど球出しぐらいならやってみよーっと。という安易な気持ちで始めてました。

しかし、指導を重ねていくうちに「勝たせたい!」という気持ちが日に日に強くなり、気づいたら自分でも指導者目線の勉強をするぐらいのめり込んでいました。

クラブを卒業した小学生たちが中学・高校に進学しても引き続き指導することもあり、広い年齢層に対応できるようになったなぁ~。と実感していたところで・・・

 

 

ある日、豊田中学校の、生まれて半世紀ほどになる、ある先生に声をかけられ。

「おれもソフトテニスやってみたいんだよ~」との相談を受け、

社会人のソフトテニスは競技人口もそんなに多くなく、大会に出ても強い人だらけですよ。しかも、基本ダブルスなのでペアも探さないと…。と伝えたのですが。

「ペアはいるから大丈夫だ。ほらそこにいるだろ。」

と、急に指名されたのは野球とバスケの経験しかない、豊田中学校の微妙に若手枠?の先生でした。意外にもその先生は二つ返事で承諾してくださり、

「マッケンローズ」が誕生しました!




※チーム名はプロテニス選手ジョン・マッケンローが由来とのことです。気になる人はお父さんお母さんに聞いてもわからないかもしれないので、おじいちゃんおばあちゃんに聞いてみてね。

 





とりあえず、大会出場の話は置いといて、ソフトテニスにふれてみるところからスタートしてみました。

一応、完全初心者ということで小学校低学年と同じ練習から始めてみました。

2人とも運動部出身なので、口で伝えたことも頭ですぐ理解してくれますし、基礎的なことであればつまずくこともなく、体も言うことを聞いてくれて良いスタートが切れました♪

練習の数をこなしていく内に、2人とも「オレたち試合に出ても勝てるんじゃね?」と自信満々やる気十分だったので、大会出場を目標に変えて本格的に練習を開始するようになりました………!

 

練習の厳しさもちょっとだけ?上げて年齢にも負けず、仕事疲れにも負けず必死に食らいついてきてくれています。

たまにボールを拾いに行くフリをして練習の列から逃げたり、質問してるフリをしてこちらの球出しを長い時間止めたりと、思うことはたくさんあったのですが大きい教え子たちを信じて練習を積み重ねました。

 

 

ソフトテニスのプレーにはいくつか種類があり、ペアで役割分担をしながら協力して試合を進めます。

 

○飛んできたボールがバウンドしてから打つ ストローク カット(変化球) 主に後衛

○飛んできたボールがバウンドする前に打つ ボレー スマッシュ 主に前衛

               

最初に説明しましたが、ソフトテニスは後衛と前衛に別れ、それぞれの役割をこなして2人でポイントを取っていきます。

 

セオリーどおりにやるとなると、どちらかが後衛・どちらかが前衛となるのですが、

大会に出てくる人たちは何年もソフトテニスを続けている経験者たちです。真っ向勝負をしても正直、勝負にならないと思い、「2人とも前衛にしちゃえばいっか💣」という大胆な作戦に出ました。本人たちも周りでやってる人もほとんどいないし、【目立つ・派手】などと、とても前向きにとらえてくれました。笑笑

 

実際にやってみるとやはり難しい陣形なので問題点だらけでしたが、修正に修正を重ねて、たった数ヶ月しかやっていないのにいよいよデビュー戦の日がやってきました!

 

 

 

先に結果から言いますと・・・。もちろん全敗でした😍!!


                             

相手の方たちも簡単には勝たせてくれません。弱点をしっかりと狙われて、ジリジリとポイントを奪われてしまいましたね、、、

2人とも前にいるのなら、頭を越す高いボールで後ろを狙うのが当たり前でした。もちろん対策はしたのですが、試合の緊張感は普段の練習とは違い、いつもどおりのプレーはさせてくれません。

 



しっかりとデビュー戦で洗礼は浴びましたが、得るものもたくさんあり、後にライバルとなるペアとも出会いました。次こそはそのペアに勝つ!そう胸に誓い、

 

お昼ごろ早めの帰宅をすることとなった初陣でした🙈

 

 

その後、大会での反省点を徹底的に練習して、新しい技を習得し、大会での悔しさをバネに急激な成長を見せてくれました!

ボールを拾いに行くフリをして練習の列から抜けることは継続されていましたが。。。

小学生や社会人に胸を借りて練習試合も組んだりと、経験をたくさん重ね次の大会に臨むときがきました!

今回の結果は・・・1勝3敗 勝てました!😭😭😭

 

公式戦初勝利をつかみ取ることができました!!!!!

始めて半年も経たない初心者コンビ「マッケンローズ」の挑戦が花を咲かせてくれました!

2人とも実力のほぼすべてを出し切り、無茶と思っていた超攻撃陣形で自分たちの土俵に相手を誘い、終始押せ押せムードで流れを変えることなくゲームセットまでたどり着きました。

正直、同じことが次いつ起こるか想像もできませんが、自分たちより数十歳も若い人が出ている中、遅すぎる挑戦なんて存在しないんだなぁ~と証明してくれました!

「マッケンローズ」の挑戦は今も続いています。興味がある方は本人たちを探して直接聞いてみてください!



追 伸 

大きい教え子2人の、新しいボレー練習をしていた時の話ですが、狙いを絞れるようになってほしく1時間かけてやっとこできるようになりました。

戦術的にも、とても効果的だったので小学生にも同じメニューをやってみたところ…。

10分でできてしまいました、、、、、、、、

若い子どもたちの吸収力のすごさを改めて実感しました!

皆さんも新しいことには積極的に挑戦してくださいね!

 

今回は

○遅すぎる挑戦なんてない!


でも…


○早いに越したことはない!

と思った体験談でした。

 


読んでくださった方は、「マッケンローズ」だけでも覚えて帰ってください。

ありがとうございました。次回もお楽しみに~♪♪