2022年4月8日金曜日

令和4年度 第1学期 始業式 式辞









 さあ、令和四年度が始まりました。みなさん、進級にあたり心の準備はできていますか。暦とは不思議なものです。たった一晩超えただけで、年が変わったり学年が変わったりします。けれどそうした節目というものが私たちには大切です。これをきっかけに自分の生活を見直そう、これをきっかけに目標をもとうとするからです。





 今日豊田小中一貫校がスタートしました。「自律・夢・地域」をキーワードとした新しい学校が誕生する瞬間にみんなで立ち会えたことはこの上ない喜びであり、誇りです。 これから私たちは、地域に信頼され愛される学校はもちろんのこと、何より児童生徒一人一人が成長する学校にしていかなくてはなりません。これまでも、豊田中では、「今できることに全力で」物事に取り組んできました。自分で考え判断し、行動できる人になってほしい、と繰り返し話してきました。この言葉は今年度も引き続き頭と心においていてください。 









 よく「自信がないからやらない」という人がいます。でも、行動しなければ、経験をしなければ自信は永久につきません。自信はあとからついてくるものです。最初からついているものではありません。「なすことによって学ぶ」小さなこともやってみて学ぶことがたくさんあります。やってみるとできてしまうことが意外とあるものです。皆さんは可能性の塊ですから。 









  昨年度は「安心できる楽しい豊田中」をスローガンに日々の生活を送りましたが、今年度は「温もりのある楽しい豊田小中一貫校」を学校づくりのスローガンにしました。皆さんのその温かなよさを多くの場面で遠慮することなく発揮してください。お互いを思いやり、良さを認め合うことを大切にしてください。 









  本当の友達とは、「こんなことができたよ」と自慢ができる友達です。「こんなことをやってみたい」「こんな人になりたい」と自分の夢を素直に話せる友達です。この一年を温かな思いやりをもってすごし、励ましあえる、夢を語り合える友達をたくさん作ってほしい、そんなクラスや学年、学校を作ってほしいと思います。 









 いまだ新型コロナウイルス感染症の終息は見られず、令和4年度も感染対策を徹底し、安心安全を第一とした学校生活が続きます。しかし、皆さんはすでにそうした制約の中にあっても、工夫し、楽しみ、成長する力が身についています。これからの皆さんの活躍を想像するだけでわくわくとしてくるのは、私だけではないでしょう。若さを、青春を思い切り謳歌し、その良さと可能性を伸ばしてください。  結びに、今日こうして元気に始業式を迎えられたことに対し、生徒の皆さん並びにご家族、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。これから始まる令和四年度に、生徒の皆さんがますます飛躍することを大いに期待して式辞といたします。 
    令和四年 四月八日   小山市立豊田中学校 校長