○人は意識しているものが見えるようになる
先日、こんな話を聞きました。
「レクサスを買おうと思っていると、突然レクサスが増える」
文字だけ読んでも意味が分かりませんね。ぜひお家でやって欲しいことがあります。
ネタバレすると効果がないので、ゆっくり一文ずつ読んでください。
まず、10秒間周りを見回してください。できるだけ色々な所を見回してください。
見回しましたね。では、10秒見た中で青いものはいくつありましたか?
おそらく、あまり見つけられなかったと思われます。これは特に意識していないからです。
では、今同じ10秒間見渡して青色のものを探してください。きっとたくさん見つかるはずです。
これを、心理学用語で「カラーバス効果」といいます。
人は見たいものや意識しているものを見ます。
だから、レクサスを買いたい!と思ったときには、レクサスが増えたように感じるのです。
今週はGW明けです。
頭の中は「学校に行きたい!」「進路実現に向けて頑張りたい!」「地区大会勝ちたい!」という気持ちもあるけれどもしかしたら「もう少し休みたい・・・」という気持ちも多いのではないでしょうか。大人だって同じですよね。連休明けの仕事始めはなんとなく気が重いという人が多いはずです。
ただ、ネガティブな意識をもったままだと、ネガティブなことばかり舞い込みます。そんな時に「できたことメモ」の活用を教えました。
豊田中学校では帰りの会で「できたことメモ」を書いています。例えば、「友だちの意見に耳を傾けることができた」「自分の仕事に責任を持って取り組めた」「学校に来れた」「天気が良くていい気持ちで過ごせた」など1日を振り返って書いています。
それを朝の会で思い出すのです。また、朝良かったことなどを考えてもいいです。「朝ご飯おいしく食べられた」「自転車で風をきって登校できて気持ちよかった」頭の中をポジティブなもので満たす活動です。
ポジティブな意識を持てば、目の前の世界がポジティブで満たされます。朝の過ごし方って大切ですよね。私は朝、寝ている子どもの顔を見たり、愛する妻と会話したりして出勤しています。
ちなみに、1回行っただけでは持続しません。21日間続けると、無意識に切り替えることができるそうです。
ちまたでは・・・
なんて言われますね。それでも豊田中生には物事をポジティブに変換し、1日1日を大切に過ごしほしいと思います。
学級だより8月号より引用
次回は、3年2組担任の先生の投稿です。お楽しみに。