2020年を振り返って
時の経つのは早いもので、今年も残すところあと半月ほどになりました。改めて今年を振り返ると、世界中が見えないウイルスに翻弄されたこの一年は、今までに経験したことのない、本当に大変な一年だったように感じます。
みなさんにとって、2020年はどんな年だったでしょうか。
さて、年末の恒例となっている一年の世相を表す「今年の漢字」。昨日12月14日、京都市東山区の清水寺で、発表されましたね。今年選ばれた漢字は…「密」でした。皆さんの予想は当たっていましたか?密閉・密集・密接の回避を呼びかける「3密」は「新語・流行語大賞」にも選ばれており、確かに今年を表す一字と言えるでしょう。学校でも、この言葉を口にしない日はなかったのではないでしょうか。
清水寺の住職、森清範さんは、こう話されていました。「密は心のつながりも表します。国民や医療従事者が苦労している中、日本中が努力してこの状況に向かっているのをありがたいと思いながら書きました」と。
コロナ禍の今、ともすればマイナスのイメージで捉えてしまいがちですが、家族と過ごす密度の濃い時間、大切な人との心の密接なつながり等、考え方を変えれば、プラスのイメージにも捉えられる一字だと思います。
コロナ禍の今、ともすればマイナスのイメージで捉えてしまいがちですが、家族と過ごす密度の濃い時間、大切な人との心の密接なつながり等、考え方を変えれば、プラスのイメージにも捉えられる一字だと思います。
「密」の対義語は「疎」。ソーシャルディスタンスは保ちつつも、人と人との関係は決して疎遠になることなく、心のつながりをいっそう密にしていきたいと改めて実感しました。
来年が皆さんにとって幸せな1年になりますように。
教務主任より