2020年12月2日水曜日
絆プロジェクト57日目 素敵、でも難しい日本語
昇降口の正面はガラス張りになっていて、中庭が見えます。
中庭の先は空が開けていて、先日はそこからまん丸の月が見えました。
先輩の先生がガラスごしにスマホをかざしていました。声をかけると「月を愛でている」と。
「見る」ではなく「愛でる」がさらっと使われるところが凄いと思うやいなや、「英語では何というの?」と質問されました。
…単なる「見る」よりも趣深い表現で…その場では「愛でる」にぴったりの語が思いあたりませんでした。
“look” よりも enjoy” “admire”ほれぼれと眺める “appreciate” 賞賛するでしょうか。
授業で、学校紹介や修学旅行の報告をしました。
学校は創立70年以上で、また修学旅行で訪れた福島も歴史的に興味深い場所でした。
ここで、「歴史がある/歴史を感じる」や「伝統がある/伝統を感じる」といった表現をさらりと使います。
でも、これらはとても英語で表現しにくく、そのたびに「ここでは何を伝えたいのか」を確認しました。
「う~ん…分かりませんか?」多くの生徒からの返答です。
日本語の雰囲気、ニュアンスで普段からやりとりしているため、伝えたいことを詳しく言葉にできないことが多いです。
簡単?な言葉に大苦戦し、日本語は難しいと感じます。
自分の思いを伝えるためには、何を伝えたいか、をしっかりともっていなければならないと、改めて思います。
冬場は夜空がとてもきれいです。今月にはふたご座流星群が活動するようで、星空を愛でながら、流星に出会えるとよいですね。
来週は教務主任です。