時の移ろいははやいもので、今年も残すところあと一か月となりました。
今日から12月。月の異名で「師走(しわす)」というのはお馴染みですね。意味や由来は諸説あるようですが、「師」は僧侶のことであり、昔の日本では年末になると家に僧侶を呼んでお経をあげてもらう風習があり、そのため、年末は「師(僧侶)」が忙しくて走り回る時期であることから「師走」というようになった、という説が最も有力とされているようです。
また、12月の異称には次のようなものもあります。
三冬月(みふゆづき)…旧暦では10・11・12月が冬なので、冬の3番目の月という意味
梅初月(うめはつづき)…梅が咲き始める月
歳極月(としはすづき)…一年の最後、歳の終わりという意味
苦寒(くかん)…厳しい寒さに耐える月という意味
春待月(はるまちづき)…旧暦では12月は冬の最後の月、次の季節は春なので
春を待つ月という意味・・・
(私はこの春待月という情緒ある響きが一番好きです。)
年末の忙しさに加えて寒さも一段と厳しくなってくる12月ですが、寒さに負けず元気に過ごしたいものですね!
さて、12月といえば…毎年恒例、京都の清水寺で発表される「今年の漢字」が気になる時期ですね。今年は12月13日(月)に発表予定とのことです。昨年は何という字が選ばれたか、覚えていますか?昨年の漢字は…「密」でした。コロナ禍で密を避けようと叫ばれた一年でしたね。2位以下も「禍」「耐」…と続き、ネガティブな言葉が上位を占めていました。
さて、今年はどんな一字が選ばれるでしょうか。私も自分なりに今年の一字を考えてみました。現在のところ感染状況は抑えられているとはいえ、コロナ禍での生活であることに変わりはありません。でも、今年は、皆が新たな日常における様々な取組に果敢に挑戦し続けた1年、ということで、私は「挑」を挙げたいと思います。みなさんはどんな一字を選びますか?
今年も残りあと1カ月。2021年最後のひと月をみんなで笑顔で締めくくりましょう!
教務主任より
次回はサポートクラス1組担任の先生です。お楽しみに!