2020年7月9日木曜日

最近切に思う資源エネルギーの利用について



細線(黒):各年の平均気温の基準値からの偏差
太線(青):偏差の5年移動平均値
直線(赤):長期変化傾向。
基準値は1981〜2010年の30年平均値。


〇 日本の平均気温の基準値の変化

  上のグラフは日本の平均気温の基準値がどう移り変わってきているかを示したものです。さらに2019年の日本の平均気温の基準値は(1981~2010年の30年平均値)からの偏差は+0.92℃でした。

◇このことから分かることは何でしょうか?

□地球温暖化
  真っ先に思い浮かぶ言葉ではないでしょうか。真っ先に影響が及ぶのは北極や南極に近い人達といっているCMや、『日本では夏は暑くて冬は寒くない』、『作物の収量も増える』など楽観的に捉えている人もいるようですが……本当でしょうか?

□異常気象
  特に季節の変わり目では『10年に1回あるかどうかの……』や『50年に1回あるかどうかの……』というフレーズの見出しを最近見ることが多くなっているように思えます。


◇原因は何でしょう?

  電気などで利用する資源エネルギーの使用量が多くなることで平均気温の基準値が上昇することになります。何らかのエネルギーが熱エネルギーに変換されなければ気温が上昇することはありません。
  今年に関しては、コロナウイルスの影響もあり、使用電力量が例年よりも少なくなってはいますが、日本は化石燃料に頼りすぎていることが心配です。事実、昨年の+0.92℃はこれが原因といわざるを得ません。

資源エネルギーの利用に関して大きく見直す時期なのではないかと思います。

災害を繰り返さないためにも…