豊田中の皆さんこんにちは。
1学期最後の絆プロジェクトは、校長が担当いたします。
今日で1学期が終わります。
6月の学校再開から今日まで、43日間(分散登校の6日間を含めると49日間)の1学期でした。
皆さんにとって、こうした時間は長かったでしょうか。それとも、あっという間だったでしょうか。
私にとっては、いろいろありましたが、あっという間の1学期でした。
さて、今日の終業式でお話ししたこと(式辞)を、もう一度、お伝えしたいと思います。
皆さん、こんにちは。
まずは、1学期を振り返ってみたいと思います。
長い臨時休業の後、6月から学校が再開しました。今日までの、この2ヶ月を振り返ってみてください。新たな日常と言われている毎日を、皆さんは、どんなことを頑張ったでしょうか? どんなことができるようになったでしょうか? よくなったことはありませんか?
この2ヶ月間の皆さんの取組から、頑張っていたことや、よくできたこと、よくなったと思うことについて、先生たちに、事前に聴いてまとめたことを4つ紹介します。
一つ目は、「ほとんど休まず登校したこと」、「遅刻や早退も少ないこと」です。先生たちみんな感心していました。これは、すごいことです。この状況に不安を抱えている人もいると思います。そのような中、毎日よく頑張って登校しました。
三つ目は、いろいろな場面で、思いやりの行動が見られたこ
とです。
例えば、手洗いや換気では、お互いに声を掛け合ったり、気を配ったり、譲り合ったりしていました。移動教室の度に、消毒用アルコールを持ち歩き、消毒して回る姿も見られました。1年生の部活動見学では、3年生がとても優しく接している姿に心を打たれた
と教えてくれた先生がいます。七夕飾りや廊下の絵手紙の作品を見ながら、それぞれの作品のよさや、違いを認め合う微笑ましい姿を見かけました。どれも心優しい、思いやりのある行動です。本校では、各教室の黒板の上にある
本校の教育目標の1番最初に、「思いやりのある子ども」を掲げていますが、皆さんに大切にしてほしいと望んでいることを、皆さんは大切にしてくれているということです。何気ない行動の中にも、思いやりある行動が見られて、本当にすばらしいです。
この2ヶ月、皆さんは、「豊田スタイル」に慣れていく中で、先ほどお話した、これらのことを、本当によく頑張りました。豊田中生は、すばらしいなあと思います。途中、いろいろと不安になったり、心配したりしたこともあったと思います。そうした中、皆さんが、「今」を大切にして、一日一日を過ごしてきたから、今日という日を迎えられたのだと思います。ですから、皆さん一人一人に、この1学期の、こうした頑張りを、「誇り」に思ってほしいと思います。そして、大いに「自信」としてほしいと思います。
次に、2学期に向けての話をします。
今年の2学期は、これまでよりも早い、8月17日から始まります。2学期は、まずは、「学校生活を軌道に載せる」こと、そして、「今、私たちにできることについて考え、取り組んでいきたい」と思います。
今年は、新たな日常の中、これまでの運動会や清流祭は、感染防止など、いろいろと制限が厳しいことから、それぞれ「中止」にすることにしました。代わって、「豊中フェスタ」と称して、新たな行事を、皆さんと一緒に、考えて、作って、実施していきたいと思います。楽しみにしていてください。
また、廊下や昇降口に、七夕飾りや絵手紙などが展示されていますが、校舎内の壁や天井などを、「T‘s GALLERY」と称して、年間を通じて、皆さんの作品やメッセージを展示していきたいと思います。
式辞の中で、「頑張ったこと」や先生たちから聴いてまとめたことを紹介しましたが、紹介しきれなかったこともたくさんありますので、この場で紹介いたします。
●ほとんど休まず登校
○健康管理を行い、欠席、遅刻、早退する生徒が少なかった
○ほとんど休まず登校した
○決められた時間内に登校できた
○欠席者が少ない
○欠席や遅刻が少ない
○欠席することなく登校していることがなによりもよかった
○休まず登校している
○分散登校、コロナ対応の日課、授業スタイルなど、例年にない学校生活の中でも、生徒たちは元気に登校し休みが少なかった
●豊田スタイルへの対応
○日程の変更や活動の自粛等、生徒たちにとって我慢する場面が多かったが、変更されたことに対して、しっかり動いていた
○暑い日でもきちんとマスクを着用している
○給食を無言で素早く準備し、完食していた
○新しい生活様式に適応しようと努力していた → 比較的早く適応し生活できた
○外出の際もマスクを着用したり、こまめに手洗いや消毒をしたりしていた
○様々な変化に対応した(休み時間なしの日課、移動教室、マスク着用の徹底、授業、休業中の課題など)
○段階的であったとしても、何度も変更した登校時間や日課に柔軟に対応した
○習熟度別授業という新しい試みにも前向きに取り組んだ
○食事中は会話を我慢していた
○新しいスタイル(日課、給食、清掃、部活動等)新たな提案を受け入れ、柔軟に対応し生活していた
○手洗い、消毒、マスク着用、ソーシャルディスタンスを意識しての生活が身についてきた
○マスク着用など、ストレスに感じると思うが頑張っている
○コロナ対応の給食配膳がスムーズにできている
○日課の変更が多かったが、不満も言わずによく頑張っていた
●思いやりの行動
○手洗いを譲り合いながら行っていた。
○新しい生活様式を自分のためだけでなく、他の人の命を守るという視点で取り組むことができた。
○1年生の部活動見学で、3年生がとても優しく接している姿に心打たれた
○絵手紙にしても七夕飾りにしても、友だちのよさや違いを認め合うことができている
○3年生は、係の生徒が移動教室のたびに消毒液を持ち歩き、一人一人に消毒をして回っていた
○手洗い、換気等、自ら互いに気を配っている
○自分のことだけでも精一杯な状況でありながら、生徒たちは周囲に気を遣いながら生活している
○七夕飾りでは、周りへの気遣いの言葉が多く見受けられ、とても嬉しい気持ちにさせてもらった
●意識
○事務室に電話を借りに来る際、以前は友だちと連れだって来ていたが、一人で来るようになった
○朝の登校も余裕をもってできるようになった
○チャイムが鳴らなくても時計を見て行動していた
○休日の過ごし方について、不要不急の外出を控えていた(予定していた外出予定を取り消していた)
○外出の代わりになる時間の使い方を見つけていた
○教員の目が届くところを離れても、自分で判断や工夫をして生活する様子が見られた
○物事を前向きに捉えて行動している
○主体的な発意が見られた(生徒会や専門委員会)
○校内での笑顔が多く見られる
○今の自分を受け入れ、前向きに生活している、生活しようとしている生徒が多く見られる
○授業中の態度がよい、取り組み方がよい
○制限ある中でも前向きに生活している
○手洗いが大切であるという認識ができていると感じる
●その他 ← 式辞の中で紹介できなかった内容
○1年生は本格的な中学校生活のスタートが遅れたが明るく生活している
○1年生は部活動も始まり疲れているだろうが、よく頑張っている
○2年生は働きかける様々なこと、例えば、登下校時間の徹底、給食の配膳・残食なし、服装の要求などをほとんど実行してくれた
○2年生のあいさつがすばらしい
○3年生の落ち着いた生活ぶりが、学校全体の落ち着きをつくっている
○3年生が表情も明るく、最高学年としての顔つきが変わった
○安心して新しい取組を生徒に投げかけることができる
○臨時休業中の課題にも、ほとんどの生徒がきちんと取り組めた。
○毎日、元気に登校してくる生徒の姿を見て、私も頑張ろうという気持ちになれた
○すばらしい生徒たちに支えられながら過ごせた1学期でした
さあ、明日からの夏休み、命を守るための行動は常に心掛け、貴重な今を大切に過ごしましょう!